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古代渡来人”徐福”伝説の地(高知県) [四国]

2017年5月16日


虚空蔵山(こくうぞうさん)高知県高岡郡佐川町川ノ内組(Google Mapによる)

虚空蔵山は高知県佐川町~土佐市に位置する標高630mの小高い山で、ここに徐福に関わる伝説がある。
「約2200年前、始皇帝の命により仙薬(不老長寿の薬)を探しに出かけた方士徐福一行は高知県須崎の海岸に漂着し、虚空蔵山が蓬莱山ではないかと仙薬を探しに登山したが、結局見つけることはできなかった。」というものである。また別の話には、「漂着した徐福一行は仙人が住むという山(虚空蔵山)の話を聞きそこが蓬莱山ではないかと登って仙人を探したが見つけることができなかった。仕方なく頂上に鉾と宝を埋めたという。」どちらにしても、徐福は目的を果たすことはできなかったのである。

2017-05-16_0031.jpg2017-05-16_0032.jpg2017-05-16_0033.jpg2017-05-16_0034.jpg実際に虚空蔵山に行って見たが、特に徐福が来たことや、伝説が残ることなどの表示(解説板等)を見つけることができなかった。


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古代渡来人”秦氏”ゆかりの地(徳島県) [四国]

2017年5月15日


神明神社(しんめいじんじゃ)徳島県美馬市穴吹町口山字宮内

当神社は神明神社または磐境神明神社(いわさかしんめいじんじゃ)と言われている。徳島県美馬市のHPによると、「築造年代の詳細は不明だが、石積技法や「白人大明神由来書」の記述から、少なくとも現在の姿については近世以降のものである。成立年代は比較的新しいが、神社遺構として他に類例がなく、貴重な資料である。」としているが、その磐境(いわさか)の石垣が造られたのはもっと古く、無加工の自然石を使って造っている所などはイスラエル南部にある古代都市テル・アラッドの神殿跡に似ている所から、一説には古代イスラエルの「失われた10支族」の一部が渡来してこの磐境を作ったのではないかとも言われている。そのためかどうかは分からないが、美馬市の広報誌に(元)駐日イスラエル大使エリ・コーヘン氏が当地を視察したことを報じている。(2007年2月発行)

当神社には秦氏ゆかりの地ということで行って見た訳だが、よくよく調べてみると上述のように失われた10支族の関係施設ということで、秦氏と関係があるのかどうか分からない。ただ、渡来した秦氏の中に失われた10支族の人々が含まれていたのではないかという考えもあるようである。
余談だが、現在のイスラエル人は外見上コーカソイド系(西洋人?)のように見えるが、古代イスラエル人は寧ろモンゴロイド系(東洋人?)に近かったという説もある。もしそうであれば、秦氏一行に混ざって渡来していても分からない可能性はある。

神明神社に向かうに当たって、マイカーのナビに神明神社を設定して向かった訳だが、最後の最後、白人神社(しらひとじんじゃ)の所で分からなくなってしまい、取り敢えず白人神社の駐車場に止めさせてもらうことにした。ナビ上近くまで来ているのは間違いないため、後は徒歩で行って見ることにして、スマホのGoogle Mapでナビをしてもらうがどうも要領を得ない。近隣をウロウロして漸く駐車場近くにそれらしき階段を見つけた。
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写真のようによく見ると階段の両側に狛犬があり、その奥には壊れた鳥居のような柱がある。階段の両側の木々は伐採され、脇には工事用の重機も置かれていたりして少々不安感は拭えなかったが、とにかく結構きつい石段を上ることにした。
2017-05-15_0011.jpg
石段を上り切ると美馬市教育委員会名で記載された解説板があり、内容は写真の通りである。
更に進むと目指す磐境が見えて来た。
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明らかに普通の神社の形態とは異なっているのが一目でわかった。苔生した石垣の中に小さな祠が全部で5つあり、祭神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、豊秋津姫命(とよあきつひめのみこと)、崇徳(すとく)天皇源為朝(みなもとのためとも)となっているそうだが、これらの神を祀るのは「古事記」、「日本書紀」以降がほとんどであるため、当初は違う神を祀っていたのではないかと思われた。

神明神社から駐車場まで戻ると、白人神社にも行って見ることにした。神明神社白人神社奥宮と言うことらしいので、白人神社神明神社に関する何か解説などがあるかも知れないと思ったのである。
2017-05-15_0001.jpg2017-05-15_0004.jpg白人神社の社名にもチョット何かいわれを感じ神社に向かったが、境内に神明神社白人神社の社名などを説明する解説などはなかった。Wikipediaの解説には白髪の老人の伝承を乗せているが、美馬市のHPでは白髪の老人には触れていない。

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