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古代渡来人”秦氏”ゆかりの地(山口県) [中国]

2017年6月10日・11日


<土井ヶ浜遺跡(どいがはまいせき)>下関市豊北町神田上891-8(土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム

土井ヶ浜遺跡周辺には秦氏にまつわる伝説が残っていると言うネット情報があり、どんな伝説なのかを知りたいと思って訪問した。

下関の街から車で約1時間の距離にあり、R191は海岸線を走ることになるため、非常に気持ちの良いドライブとなった。
目指す土井ヶ浜遺跡は「人類学ミュージアム」が併設されているため、ここを目指す方が分かり易い。実は、マイカーのナビにあまり慣れていなかったこともあり、土井ヶ浜遺跡を設定した所ミュージアムの裏手に誘導されてしまい、少々焦ったりしたのである。
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早速敷地内に入り、先ず目に入って来たのは「土井ヶ浜ドーム」と言う遺跡をドームで覆い保存している場所だった。そして反対側には「人類学ミュージアム」の建物があった。残念ながらこの日は開館時間(9:00-17:00)を過ぎてしまっていたため、ドームにもミュージアンムにも入ることができなかったため、翌日出直すことにした。
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翌日はミュージアム開館の9:00を少し過ぎた頃に、ミュージアムの駐車場に着くことができた。車を置くと直ぐに入館し、中の展示やドームの発掘現場を見学した。
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展示によると発掘により約300体の人骨が発見されたとのこと。
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その人骨を縄文人のものと比較すると、各所の骨のサイズが異なるなど縄文人とは異なることが分かり、更には副葬品に土井ヶ浜周辺では採ることのできない貝の装飾品も発見されたことなどから、土井ヶ浜に居た人々は外から来た集団の可能性が示唆されたようだ。つまり渡来人秦氏に関係するのではないかと(私は)期待したが、それを示唆する物は見つかっていないようだった。
ネット上では、北部九州に渡来した渡来人(秦氏)の一部がこの土井ヶ浜に移住したのではないかとする説や、徐福がここに来たのではないかとする説なども見られたが、可能性としては考えられるものの、裏付ける証拠はないようで、肯定も否定もできないようである。
最初に期待した「秦氏伝説」の内容は判明しなかった。


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